2007-05-16 第166回国会 衆議院 外務委員会 第12号
カナダの期待度といいますか、それに関して、今言いました新・国家エネルギー戦略をずっと初めから読んでみたら、カナダに対してどういう考えがあるかなと思ったら、わずかに一言だけ、「供給源多様化の取組は、最近では、ロシア、カスピ海周辺地域などでの取組に成果をあげてきている。これらの地域に加え、今後、リビア、ナイジェリアをはじめとするアフリカ諸国、南米諸国、カナダなどでの取組を積極的に展開する。」
カナダの期待度といいますか、それに関して、今言いました新・国家エネルギー戦略をずっと初めから読んでみたら、カナダに対してどういう考えがあるかなと思ったら、わずかに一言だけ、「供給源多様化の取組は、最近では、ロシア、カスピ海周辺地域などでの取組に成果をあげてきている。これらの地域に加え、今後、リビア、ナイジェリアをはじめとするアフリカ諸国、南米諸国、カナダなどでの取組を積極的に展開する。」
カスピ海周辺のACGでありますとかカシャガン、あるいは天然ガスではオーストラリアのイクシス等がございます。また、ある意味、これらは既にもう枠組みがある程度決まっている、ある程度でき上がったものと言ってもいいかもしれません。むしろ、私が申し上げたいのは、そこから先の話がまた大事なのではなかろうかということを思います。
○町村国務大臣 中央アジア地域は、カスピ海周辺ということで、原油であるとか天然ガス、大変豊富な埋蔵量があるということで、この地域からのエネルギーの供給がふえるということは、日本にとってもまた国際エネルギー市場の安定にとっても重要である、こんな認識もしております。また同時に、今、委員お触れになった広い意味のテロ対策という観点もまた重要であろう、こう思っております。
当調査会における参考人の意見としても、ある方は、中東・イスラム諸国との人脈作りを積極的に行い、重要な情報を取りながら的確な政策展開を行い、先方の求めている外資導入政策に乗る形で、石油資源の開発や不足する基礎的インフラの再整備、あるいは失業者をなくすための雇用創出、教育や職業訓練の協力を行っていくことが望まれると言っておられますし、また、別の意見としては、供給先の多角化を考えるとカスピ海周辺諸国へのアプローチ
○政府参考人(河野博文君) ごらんの地図にありますように、カスピ海周辺の中央アジア諸国、これはいずれも豊富な石油あるいは天然ガス資源の埋蔵が期待されている地域でございます。既に欧米メジャーなどの進出も活発に行われているところでございまして、国際的に注目を浴びているわけでございます。
まず、エネルギーの問題についていえば、産油国また天然ガスの産出国としてのロシアが近年急速に台頭し生産をふやし、また旧ソ連諸国も含めたカスピ海周辺での石油やガスの開発についてかなりオープンな姿勢、外国との連携を視野に入れたオープンな姿勢をとり始めた。
カスピ海、中央アジア諸国につきましては、石油、天然ガス等の豊富なエネルギー資源を有するこれらの地域との関係強化を図るために、石油公団の支援も受けまして、我が国企業のカスピ海周辺国における石油開発が推進されているところでございます。
しかしながら、昨今のOPECの影響力復権、カスピ海周辺等で見られるような、メジャー等欧米企業のエネルギー支配に向けた積極的な戦略展開、それから中東原油への依存を回避したいアメリカのロシアへの急接近等々を見ますれば、石油はまさしく政治性、戦略性を有する物資であることは間違いなく、むしろ、近ごろその性格を再び強めてきているのではないかというふうに考えております。
ただ、おっしゃるように、オイルショック後に原油価格が下がったために、またアジアの需給といいますか、経済発展のためにインドネシアや中国からの輸入が減ったという事情で一時的に今中東依存度が高いんですが、我が国としては、エネルギー安全保障の見地から、カスピ海周辺とか、サハリンあるいはロシアその他アジア地域からの開発輸入をふやしていかなきゃいけないと思いますので、そういった政策は、当然エネルギー安定、この今回
ただし、石油資源に関しましては、ペルシャ湾域だけでなくカスピ海周辺地域での石油資源へのアクセスないし、まだこれは本格化していませんけれども、カスピ海周辺地域からの石油の安定的な供給というのも新しい国益として入ってきたわけです。ですから、アメリカの中東政策もかなり幅が広がったということが言えるかと思います。
○参考人(立山良司君) 今、おっしゃられていましたとおり、先生がおっしゃられていましたとおり極めて、一方で、カスピ海周辺、二十億バレルあるかどうかというのはよく分からないところなんですけれども、相当量の石油あるいは天然ガス資源が周辺地域にあると。
カスピ海周辺に石油が猛烈に埋蔵しているということははっきりしているわけですね。今、OPECだけに偏在している石油というのは非常に危険だと、カスピ海とか、そういう石油のバランスを取った方がいいというのはヨーロッパの考え方だと思うんです。EUは特にできまして、通貨の統合までしましたから。
○政府参考人(林洋和君) 先生からカスピ海周辺の油田の話がございました。私、今貿易局長という立場なので若干個人的な意見も入るかもしれませんけれども、前職が資源エネルギー庁におりましたものですから、私どもの認識を申し上げさせていただきたいと思います。 私ども、アジアの原油あるいは天然ガスの需要に対して大変心配をしております。これは、一番大きな原因はやはり中国の油の需要の増大ということでございます。
したがいまして、今、中央アジア、カスピ海周辺のいわゆる新しい油田の確保についても一番熱心にやっている国です。 そういったアメリカと比べれば、御指摘のとおり、日本は長期的なエネルギー政策に関してはアメリカに比べれば戦略的でないかもしれません。しかし、これはもう委員よく御承知だと思いますが、今、エネルギーの中で、石油に対する依存度というのが五二%、こういうことに相なってまいっております。
さすれば、橋本総理も施政方針演説等で申し上げておりますようにユーラシア外交、あるいはシルクロード外交というような言葉が起こっておりますけれども、この地域、すなわちカスピ海周辺の地域の重要性にかんがみまして、一日も早くこの大使館等公館を置かなければならないという認識はひとしくいたしております。
○小松参考人 今先生お話しのカスピ海周辺でございますが、これはアメリカ国務省の発表によりますと、二千億バレルの埋蔵量が期待されるということで、実際は、現在の確認埋蔵量は非常に小さいわけでございます。これは今後の予想でございますので、実際にどれぐらいあるかというのは、今後、探鉱が行われ、開発が行われて確認埋蔵量が決まってくるということでございます。
先ほどから出ているカスピ海周辺国における石油・天然ガス開発動向について伺っていきたいというふうに思います。 私も数年前にこのカスピ海沿岸のバクーという町を訪れました。あそこは、天然ガスももちろんでありますが、非常に石油資源の豊富なところであります。
現在生産中のプロジェクトは、アブダビ等の中東、それからインドネシアを中心とする東南アジア、それから北海、アンゴラその他アフリカ地域など、世界各地に展開いたしておりますが、近時は、先ほどもお話が出ておりますロシア及びカスピ海周辺の旧ソ連地域や中南米を初めとして、鉱区開放の動きがありまして、これに対応して、新祝プロジェクトへの取り組みも意欲的に行われております。